
カラコンのカギはこれだ
糖尿病である、ないにかかわらず、食べ過ぎや飲み過ぎは全ての成人病の原因になります。
年を経るごとに、徐々に体重が増えてきた人の場合は、十分に気をつける必要があるでしょう。
●運動不足は糖尿病の引き金になる。
最近では運動をすると、それだけブドウ糖が筋肉の細胞にとりこまれ、エネルギーとして使われることがわかってきました。
逆に、運動をしないと、筋肉の細胞にブドウ糖を取り込む必要がないので、血液中のブドウ糖は脂肪に変化して、肥満の原因になります。
このように、運動不足は肥満をまねくといった相関関係があります。
運動不足は糖尿病の大きな誘因なのです。
●長期に渡って薬を服用している人。
何らかの慢性的な病気を持っていて、長い間薬を飲んでいる場合、影響が出ることがあります。
いろいろな病気に使用されている副腎皮質ホルモン剤や、血圧降下剤などの薬は、糖尿病とのかかわりが指摘されています。
また、これ以外の薬でも長期に服用すると、副作用によって何らかの影響が出ることもあります。
もし、あなたの身内に糖尿病の人がいる場合、長期に薬を服用する必要が生じたら、医師にそのことを事前にきちんと説明しておき、適切な治療法を指示してもらってください。
●年配の人。
年齢が高くなればなるほど、体全体の機能は衰えてきます。
インスリンを分泌する膵臓全体の働きも弱くなります。
と同時に血糖値が上がりやすくなるのです。
●軽視できないストレスの多い人仕事や家庭、そのほかいろいろなストレスに長い間さらされていることも大きな誘因になります。
ストレスと糖尿病というと、何のつながりもないように思えるかもしれません。
しかし、人間のストレスに対する反応として、自律神経や副腎などから分泌されるホルモンは、血液の中のブドウ糖を調節しているインスリンの働きを障害します。
その結果、血糖値が上昇してしまうのです。
たかがストレスなどとあなどってはいけません。
●薬の副作用、年配の方も要注意。
糖尿病になりやすい人として、今まであげたタイプにあてはまる人以外では、次のような人も気をつけてください。
● こんな人が糖尿病になりやすい。
糖尿病というと、いつも体がだるい、のどが渇く、尿が甘ずっぱい臭いがするなど、さぞやいろいろな自覚症状が出てくるだろうというイメージを持っている人が少なくありません。
確かに、これから紹介するような糖尿病独特の症状というものがありますが、実は自分で異常を実感できるような症状が出るようになったときには、かなり病気が進んでいると考えてください。
糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がない「知らぬ間にしのびよる病気」なのです。
●なぜ糖尿病はこわいか。
糖尿病の進行はゆっくりなため検診などで、多少尿に糖が出ていると指摘を受けても、ほおっておく人がいます。
しかし、糖尿病は進行すると、最終的には昏睡状態を起こして命に関わることもあります。
そこまで行かなくても、食事制限や、いつも薬を持ち歩かなければならないなど、社会生活のうえで、大きな負担をかかえます。
●初期のうちはほとんどない自覚症状あるいは、糖尿病が引き金になって、さまざまな合併症を起こし、糖尿病自体よりもこの合併症が大きな問題になります。
詳しくは、これから説明しますが、目や腎臓、あるいは神経、脳や心臓など実にいろいろな部所に合併症が起こってきます。
最終的にはこれらの合併症が命とりとなるわけです。
何の自覚症状もないからと、決して楽観視していてはいけません。
●早期に発見するために定期的に検査を。
糖尿病は進行させないことが何よりも大切です。
そのためには、なるべく早いうちに病気を発見して適切な治療を受け、病気を進行させないようにしなければなりません。
しかし、糖尿病は知らぬ間にしのびよってくる病気なのですから、症状が出てくるまで待っていては病気がそれだけ進行してしまいます。
しかも、一度糖尿病になると、完治するのは難しいのです。
そこでおすすめしたいのが、1年に1回健康診断を受けること。
そこで、尿糖の検査を受けていれば、比較的早期に糖尿病を発見することができます。
検査の結果、糖尿病の可能性があるという指摘を受けたときには、必ず血糖値も測ることです。
糖尿病予備軍(太っていたり、身内に糖尿病の人がいる場合など)の人は、特に今、尿糖が出ていなくても、やはり年に1回血糖値を調べる検査を受けておくなどしてケアするべきです。
●体からの危険信号は見逃さない。
初期には、ほとんど自覚症状がない糖尿病ですが、病気が進んでくると糖尿病特有のさまざまな症状が現れてきます。
これから述べるような症状が出てきたら、なるべく早めに病院に出かけて、精密検査を受けるようにしてください。
体が発する危険信号を見逃さないことです。
糖尿病の初めに現れる自覚症状で、一番代表的な症状は、ともかくのどが渇いて(口渇)、水分を大量にとる(多飲)ようになることです。
いつでもどこでものどが渇くため、ジュースやお茶、水など飲み物をしょっちゅう飲むようになります。
ひどいときには、夜中にものどが渇いて目が覚めてしまうほどです。
それに伴って、尿の量も増えます(多尿)。
夜中も含め、1日に何度もトイレに行き、そのたびにかなりの尿が出るのが特徴です。
のどがかわくというだけでなく、やたらトイレに行く回数が多いということで、他の人から指摘を受けて気がつくこともあります。
これは、ブドウ糖が尿に出てしまうために、腎臓で尿の浸透圧が上がってしまって、飲んでも飲んでも尿となって水分が外に出てしまうために、水分をとる←尿が出過ぎる、という図式を繰り返してしまうものです。
特徴的な症状はのどがやたらに渇いて、水分をとる体がとてもだるくて疲れやすくなる。
きちんと食べてもだんだんやせてくる。
糖尿病というと、「太っている人」というイメージがありますが、病気が少し進んでくると、食事をきちんととっているのにもかかわらず、しだいにやせてくることがあります。
と同時に、これらの症状と関係して、やたらとおなかがすいて食欲が昂進するタイプの人もいます。
これは、せっかく食べた食事の糖分(ブドウ糖)が、尿として流れ出てしまうためです。
これは糖尿病だけの症状というわけではありませんが、体がやたら疲れやすくてだるい、というのも初期に起こりやすい症状です。
特に大変な仕事もしていないのに、いつも疲労感がとれないというような状態です。
食事に含まれている糖分を体内でうまく利用できないためにエネルギー不足を感じるのです。
●できものができやすく、治りにくい。
前述した中では、比較的初めのころに出る症状のお話をしましたが、さらに病気が進むと以下のような症状が現れてきます。
感染に対する抵抗力が弱くなるのも、この病気が進行したときに起こる特徴です。
そのため、皮層にできものができやすくなり、いったんできものができると、健康な人にくらべてなかなか治りません。
できものだけではなく、普通のケガの傷も化膿しやすくなります。
また、歯槽膿漏が進行して、ひどい口臭がしたり、歯がグラグラすることもあります。
これらの症状は、糖尿病が進行したために、合併症が起こり始めている証拠です。
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